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道の駅 近江母の郷
すぐれた女性たちを次々と生み出してきたことから"母の郷"と呼ばれています

「道の駅 近江母の郷」の外観

「道の駅 近江母の郷」の外観

「道の駅 近江母の郷」名物のフルフルラーメン

「道の駅 近江母の郷」名物のフルフルラーメン

『道の駅 近江母の郷』は、滋賀・米原市にあります。しかし正直、最初は駅名だけ見て、いったいどんな施設だろうとパッと思い浮かばず。でも、行ってみてやっとわかりました。近江の国は歴史上、すぐれた女性たちを次々と生み出してきたことから"母の郷"というイメージがあるのだそう。たとえば、神功皇后、"賢女の鏡"といわれた戦国時代の山内一豊の妻・千代、さらに茶々、初、江の浅井三姉妹がこれにあたるのかな、と。

駅の東には秀峰といわれる伊吹山がそびえ、駅の目の前には琵琶湖があって晴れた日の夕日は絶景とのこと。琵琶湖の水鳥たちもたくさんいるので、湖畔の散策もおすすめです。

さて、道の駅では、まず「物産交流館さざなみ」があり、地元で採れた新鮮な野菜がリーズナブルな価格で販売されていて、その他、特産品もズラリと並んでいます。売店の横にある軽食コーナーで味わうなら"フルフルラーメン"で決まり。あっさり目のラーメンは、麺がシルクパウダー入りで体にもいいと評判です。このフルフル麺はおみやげとしても買うことができるほどの名物商品。毎週日曜の"青空市"も人気です。

また、駅周辺はかつて真綿の産地として日本一を誇り、最盛期には日本の真綿の7割を生産していたとか。真綿は蚕の繭を開いてのばす繭むきをしてやっと取れる最高級の綿。当時、町のほとんどの女性たちがこの繭むき作業を行って支えていたそうです。駅に併設されている展示室には、繭や真綿ふとんの製品などが紹介されています。

一方、長浜の黒壁スクエアなどの観光スポットも周辺にあって、その途中にあたる湖岸道路沿いなので休憩、情報収集の拠点としての利用も便利。その他、豊臣秀吉が長浜藩の領主になった時に築かれた出世城、長浜城は現在、歴史博物館として天正様式の天守閣をもり、この天守閣から美しい湖北の風景を眺めることができます。道の駅から車で10分の距離です。

公式サイト【近畿 道の駅】近江母の郷 [滋賀県]

道の駅 近江母の郷

ライタープロフィール

クリスさん/女性/年齢:30代/旅とご当地グルメが好き。渡航は世界20ヶ国ほど。ニコンの一眼レフデジタルカメラが相棒です