近畿地方 道の駅体験記 HOME > 和歌山県の道の駅 > 道の駅 奥熊野古道ほんぐう:熊野古道について知らない人でも、この道の駅でしっかり勉強できます

道の駅 奥熊野古道ほんぐう
熊野古道について知らない人でも、この道の駅でしっかり勉強できます

道の駅「奥熊野古道ほんぐう」熊野古道紹介コーナー

道の駅「奥熊野古道ほんぐう」熊野古道紹介コーナー

道の駅「奥熊野古道ほんぐう」

道の駅「奥熊野古道ほんぐう」

奈良にある道の駅十津川郷から、車で国道168号を南下していくと、和歌山の道の駅奥熊野ほんぐうにたどり着きました。この国道168号、2011年9月の台風12号による被害で一時、通行止めになっていて、自分が訪れる直前にやっと全線開通したものの、いたるところでまだ片側通行が続いていて、予想よりはるかに時間がかかりました。こういう非常事態の時、カーナビゲーションはまったくあてにならないのを思い知らされました。

実はこの道の駅も、台風で駐車場が水につかり、建物の中にも水が入ってきて危なかった、とあとで聞きました。もう1つ、熊野にある道の駅瀞峡街道熊野川は、熊野川がはんらんして道の駅の駅舎がぜんぶ流されてしまい、休業を余儀なくされ、復旧の見込みも立っていません。道の駅の跡だけ、横を通りましたが、被害の大きさを物語っていました。

道の駅奥熊野古道ほんぐうは、熊野古道の散策や周辺にある温泉めぐりの拠点としての利用に便利です。熊野本宮大社まで、道の駅から車で約5分の距離。駅周辺を見渡すと、吉野熊野国立公園のすばらしい景観美が体感できます。

駅舎の中に入ると、熊野杉にこだわったつくりになっていて、熊野川を眺めながら食事をしたり休憩したり。また、熊野古道に関する展示コーナーもあるので、あまりまだ熊野古道について知らない人でもこの道の駅でしっかり勉強できます。特に、藤原定家の熊野古道御行記コーナーは必見で、定家による20日にもおよぶ参拝日記『熊野御幸記』のレプリカが展示されていました。

また、物産直売所では、熊野ヒノキでできた「貴賤傘」「立木染め」をはじめ、地元特産の音無茶、めはり寿司、しそジュースなど、熊野のお土産はここにぜんぶそろっているのではないかというほどのラインナップがそろいます。また、「熊野三山」などの紀州の地酒もあって、地酒ファンにはたまらないかと思います。

さらに、周辺には川湯、渡瀬、湯の峰などの温泉があって、道の駅からそれぞれ車で約10分。温泉めぐりもオススメです!

公式サイト【近畿 道の駅】奥熊野古道ほんぐう [和歌山県]

道の駅 奥熊野古道ほんぐう

ライタープロフィール

クリスさん/女性/年齢:30代/旅とご当地グルメが好き。渡航は世界20ヶ国ほど。ニコンの一眼レフデジタルカメラが相棒です