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道の駅 近つ飛鳥の里・太子
「聖徳太子」に由来する町

道の駅「近つ飛鳥の里・太子」

道の駅「近つ飛鳥の里・太子」

大阪・太子町は、かの有名な歴史人物「聖徳太子」に由来する町です。だから町名も太子町。大阪府の南東部にあって『万葉集』にも詠まれている二上山の西麓に位置しています。かつて飛鳥時代には蘇我氏の本拠地であり、日本で最初の官道「竹内街道」が通っています。そう、道の駅の前を通る道が、そのかつての竹内街道です。飛鳥時代、難波宮と飛鳥宮を結ぶため、推古天皇によって作られました。

竹内街道の沿道には、かつて蘇我氏の庇護を受けたたくさんの渡来人が住みついて大陸文化の伝来地として栄えたと伝わっています。そして同時期、聖徳太子御廟など梅鉢御陵を中心にとして数多くの古墳が造られ、今でも町内に残っています。しかも、太子町には天皇陵や皇族クラスの古墳などが多く、「近つ飛鳥」「王陵の谷」とも呼ばれていることは意外と知られていません。たとえば、敏達天皇、用明天皇、推古天皇、孝徳天皇といった古墳、そして聖徳太子御廟があると言われると、歴史ファンだと聞くだけでワクワクしてきませんか?

さて、道の駅には、まず「地域観光PRコーナー」として、聖徳太子御廟などの歴史文化施設のパネル展示があります。そして、夏のぶどう狩りや秋のみかん狩りができる町内の農園などの紹介も。

道の駅でもみかんやぶどうなどの産品が売られる時は、それ目当てで来る客が集まって混雑します。道の駅の駐車場があまり広くないのがやや難です。普段はそれほど混んでないので問題ないのですが・・・

また、太子町立竹内街道歴史資料館は、道の駅から徒歩で2分ほど。竹内街道を中心に町の歴史・文化を紹介する施設です。そして、徒歩20分ほど歩くと、二上山・二上山万葉の森があり、遊歩道で散策ができます。さらに、聖徳太子御廟・叡福寺までは車で約5分、大阪府立近つ飛鳥博物館まで車で約10分。

道の駅にレストランがないのですが、ちょっとした休憩スペースはあります。また、期間限定で登場する地元の「力もち」はなかなか美味しくてお気に入りです。

公式サイト【近畿 道の駅】近つ飛鳥の里・太子 [大阪府]

道の駅 近つ飛鳥の里・太子

ライタープロフィール

クリスさん/女性/年齢:30代/旅とご当地グルメが好き。渡航は世界20ヶ国ほど。ニコンの一眼レフデジタルカメラが相棒です