道の駅 ちはやあかさか
大阪にも「村」があることは、意外と知られていないかも?
道の駅「ちはやあかさか」
案内
その村とは、大阪府南部にある南河内郡千早赤阪村。大阪に住み人でさえなかなか行く機会がないほど、まず「不便」な場所にある。電車などはなく、バスは1時間に1、2本程度あればいいほう。車やバイクがないとまず行きづらい場所です。
そんな千早赤阪村にある道の駅「ちはやあかさか」は、大阪で最初にできた道の駅。しかも、パッと見て一軒家のような建物で一時、「日本で最も小さな道の駅」なんていうキャッチフレーズまでついていたほど。いまどき流行りの道の駅だと、広い駐車場にショッピングモールのような施設も増えている中で、一軒家ほどの大きさしかない道の駅は、近畿道の駅ぜんぶ訪れた自分が振り返っても、やはり小さかった印象は大きいです。
ところで、千早赤阪村とはどういった場所か。まず、村の南東には大阪で最も標高が高い金剛山がそびえ、かつて役小角が開山した修験道の聖地として有名。そして、南北朝時代に活躍した楠木正成の生誕地もあります。その他、村内には建水分神社、寄手塚・身方塚など正成ゆかりの史跡や文化財も残っています。『太平記』が好きな人にはたまらない場所といえそう。
道の駅は、楠公誕生地を中心とした歴史の丘公園にあって「郷土資料館」「くすのきホール(学習施設)」が併設されています。大阪・富田林から奈良・五條に抜ける国道309号の近くにあるので、ドライブの休憩スポットでもあります。道の駅2階には休憩できるスペースも設けられています。1階には千早赤阪村のおみやげ、冬はみかんなども。
でも、この道の駅ちはやあかさかを利用する際に注意すべきことは、営業時間が「10時から17時」と短く、しかも「月・火休み」と休みも多い。道の駅スタンプは17時以降でもくすのきホールで押すことができる場合もありますが、営業時間が短いのはなかなか大変。自分は三度ほど失敗して「四度目の正直」でやっとスタンプにたどり着きました。
公式サイト【近畿 道の駅】ちはやあかさか [大阪府]
道の駅 ちはやあかさか
クリスさん/女性/年齢:30代/旅とご当地グルメが好き。渡航は世界20ヶ国ほど。ニコンの一眼レフデジタルカメラが相棒です